予防治療の先進国であるスウェーデンでは、歯科クリニックには「歯が痛くなったら行く」のではなく、「病気から歯を守るために行く」という考えが主流です。その結果、スウェーデンの80歳以上の方の残存歯は平均15~20本と、多くの方が高齢になっても自分の歯を維持しています。
一方、「歯科クリニックは歯が痛くなったら行くところ」という考えが主流の日本では、80歳以上の方の残存歯は平均8本程度です。スウェーデンと比べて2倍程度の差がついています。このことからも、いくつになっても自分の歯を維持するために、いかに予防治療が重要であるかがご理解頂けるかと思います。予防治療とは、「将来の歯のことを考えた治療」でもあるのです。