予防治療

将来の歯のことを考えた治療=予防治療

将来の歯のことを考えた治療=予防治療

予防治療の先進国であるスウェーデンでは、歯科クリニックには「歯が痛くなったら行く」のではなく、「病気から歯を守るために行く」という考えが主流です。その結果、スウェーデンの80歳以上の方の残存歯は平均15~20本と、多くの方が高齢になっても自分の歯を維持しています。
一方、「歯科クリニックは歯が痛くなったら行くところ」という考えが主流の日本では、80歳以上の方の残存歯は平均8本程度です。スウェーデンと比べて2倍程度の差がついています。このことからも、いくつになっても自分の歯を維持するために、いかに予防治療が重要であるかがご理解頂けるかと思います。予防治療とは、「将来の歯のことを考えた治療」でもあるのです。

予防治療は、「今の歯の状態」を知ることから始まります

予防治療は、「今の歯の状態」を知ることから始まります

当クリニックの予防治療は、患者様の歯が今、どんな状態なのかを知ることから始まります。そのために、患者様の口腔内からサンプルを採取して、病原菌の数、大きな、動きなどを実際に見て頂くようにしています。これは、患者様にも自分の口腔内の状況をきちんと把握して頂くためです。
こうして「今の歯の状態」を目でご覧頂くとともに、虫歯や歯周病などの病気のメカニズムについても詳しくお話しし、患者様の歯に関する知識と意識の向上に努めます。その上で、「今後、患者様の歯を守っていくために、何をしなければいけないのか?」ということをきちんとお話しさせて頂きます。

診察の流れ

  • 問診票の記入

    初診の患者様につきましては、問診票に現在の症状などをご記入頂きます。

  • 問診

    問診票にもとづき、完全個室のカウンセリングルームにて現在の症状や、ご希望の治療などをヒアリングします。当クリニックではインフォームドコンセント(説明と同意)を徹底しておりますので、何かわからないことがあればお気軽にご質問ください。

  • 口腔内診査

    歯垢(プラーク)を採取して、顕微鏡検査を行い、口腔内カメラやレントゲンで撮影します。現在の歯の状態を把握し、画像でビフォーアフターを確認します。

  • 治療

    緊急性のない場合は治療計画を立案し、治療が必要な部位を説明し治療を開始します。痛みなどの緊急性が高い症状がある場合には、その部位の治療を優先します。その後、治療方針をご説明し、治療を開始します。治療後にはセカンドカウンセリングを行います。

  • 定期検診

    治療後、口腔内を良好な状態に保つためには、ブラッシングなどのご自宅でのケアが欠かせません。3ヶ月に1回程度の定期検診にて口腔内の状態を確認するとともに、ブラッシングのチェックや、歯間ブラシ、デンタルフロスなどの補助用具の使い方などをアドバイスさせて頂きます。

歯を削らない予防治療

歯を削らない予防治療

急性の虫歯に対しては削るなどの治療が必要となりますが、初期の虫歯に対しては、虫歯指数データを定期的にとり、進行程度を把握し進行状況により歯を削らないレーザー治療[保険適用]を行ったり、口腔ケアを強化したりします。人間の手が入っていない歯=何も治療されていない歯に勝るものはありません。その優れた材質である天然歯をできる限り保存するために、「基本的には歯を削らない治療」を心がけています。

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阿倍野区文の里地域にお住いの方で歯のことでお困りでしたらご相談ください。